活動内容

1-3 日本人・外国人を問わず、昼夜を問わず、エリアを限って

スマートフォンへの情報配信には、一般に、LTE/3GやWi-Fiといった公衆回線を利用します。防災行政無線のように専用のネットワークを使うわけではありません。このため、伝送路の断線だけでなく、無線基地局へのアクセス集中などでつながらないことも起きます。また、端末のOSの種類やバージョン、端末の能力や設定等が影響して作動しないといったことも起こりやすく、事前の準備がかかせません。安価で機動力のあるシステムですが、防災行政無線を代替するようなものではありません。

しかし、スマートフォンだからこそ、これまで伝えられなかった人たち、伝わらなかった人たちにも情報が届けられるといった一面もあります。例えば、風雨が激しくて屋外のスピーカーでは聞き取れないメッセージが屋内にいても届きますし、深夜でも伝えなければならない情報を伝えるエリアを限定して届けることもできます。情報伝達の冗長性を高めようというのは、東日本大震災等からの教訓です

ですから、GAJaは、防災行政無線では難しい多言語対応や、防災行政無線が未整備の地域への伝達を応援する仕組み作りに取り組んでいます。特別なことをしなくても日本人に伝えれば自然と外国人にも伝わる工夫によって日本人・外国人を問わずに、そしてパーソナルな端末であることから昼夜を問わず、即位情報の利用や居住エリアの登録によって配信エリアを限定して、災害情報等を伝えることができるよう、多言語災害情報システムは、設計されています。

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